イースター島編①-鳥人伝説、過酷すぎる儀式。
現在カナダ、ユーコン準州にいます。ブログが滞っていた間に、キューバ、メキシコ、アメリカ、カナダをバタバタと移動してきました。
一度ブログが止まるとなかなか、書き始めるモチベーションが湧かず、こんなブログでも待っていてくれる家族、友人たちには申し訳ない限りです。
滞りましたが、今回はあのモアイ像で有名なチリ、イースター島編です。
色々と濃い島だったので数回に分けてお送りします。
それでは、Check it out!!
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今回の目的地はチリイースター島。ここに行くにあたって遡ること、約二か月前。南米初上陸の地であったアルゼンチンのブエノスアイレスで、ネットでチケットサイトを探っていた際に、ポロっとイースター島行きの格安航空券を発見。
航空券が高いとウワサのイースター島だったけど、これはチャンスという事ですこし先の予定だったけどチケットを購入してしまったということ。
ちなみにイースター島へはL AN航空のみが就航しており、中々チケットの高い航路。
その中で直接LAN航空のサイトに入り、スペイン語で値段等を検索すると、時折格安のチケットが出現するのです。
僕がゲットしたチケットも往復で約45000円と結構安く買えました。
スペイン語検索も、英語のページや辞書を参照すれば特に難しくもないので、みんな是非挑戦してみてください。
そんなこんなで、このイースター島行きが決まっていたためパタゴニアを駆け足で進まなければならなくなったけど、このイースター島は本当に楽しみにしていました。
酔っ払いの僕をお世話してくれたパト一家に一旦お別れをし、サンティアゴの空港に向かいます。
サンティアゴの中心街から空港へ向かうには、Los Heroesというところから出ているCentropuertoという会社のバスを利用するのが便利。片道1500チリペソ(往復だと2900チリペソ)で行くことが出来ます。
空港に早めについて伝家の宝刀プライオリティーカードを使いラウンジを利用した後は、ピュッとイースター島へ。
空港で出会ったのはジュリちゃん。荷物が見事に少ない女子バックパッカー。
英語も独学で学び、ファンキーな英語を流暢に操ります。
僕も学ばねば。
今回同じフライトでイースター島へ行くことになったので、色々とイースター島情報を教えてもらいました。
南国、イースター島
快適なフライトを終えイースター島へ着くと、そこは同じチリとは思えない別世界。
今まで寒い地域ばかり回ってたから、一気にイースター島の南国の空気にトロけそうです。
ちなみにイースター島には入島料が必要で、これがないと主要なスポットに入れません。
料金は30000チリペソ(約4600円)です。
泊まったキャンプサイトは、女主人の営むCamping Hostel TIPANIE MOANA.
大きめのテントが準備されていて、マットレスも完備。Wifiも微弱ながらあります。
値段は一泊6000チリペソ。設備はしっかりしているし、まぁイースター島の中では最安。
ただ僕自身は自分のテントがあったので、値下げ交渉に挑みました。
しかし、女主人は全く値下げに応じてくれず。
全部自分のキャンプ用品を使っているのに同じ値段なことに少し納得がいかなかったけど、宿泊することにしました。
毎度の事ながらイースター島での予定を決めず来たので、ジュリちゃんと相談。
イースター島を周るには色々な方法があるんだけど、人数がいるならレンタカーが一番安くて効率がいい。
ってことで、カナダ人のFrances、クロアチア人のAnna、ジュリちゃん、そして僕の4人でレンタカーを借りる事に。
だいたいの見所を一気に周ってしまおうって寸法です。
レンタカーを借りる前に時間があったので、街中をブラブラ。
南国の空気が流れるゆったりとした島。ほのぼのします。
そして海沿いをありていると、早速色々な所であのモアイ様達とご対面。
ちなみに、このイースター島には約1000体のモアイが残されてるとの事で、だいたいどこにでもモアイがいます。
イースター島の鳥人伝説
モアイとの出会いを果たしたのち、ラノ・カウ山という火山口とその近くにあるORONGOという遺跡へ。
ラノ・カウ山には大きな噴火口があり、壮大な風景を眺めることができます。
その火山口を眺めながら丘を登っていくと、だんだんとオロンゴが見えてきます。
オロンゴは火山口の縁に作られていて反対側は断崖絶壁。
ここは鳥人伝説に由来するイースターの中ではすごく重要な場所で、部族同士の争いを収めるため、ある儀式が行われたそう。
ちなみに鳥人(タンガタマヌ)とは、頭は鳥、身体は人間とい姿で、大気の創造神マケマケの化身です。。タンガタマヌは、強い霊力と、超自然の力をもつ、救いの神として崇拝されていたそう。
ここで行われていた儀式とは、奥に見える島まで泳ぎ、そこにある軍艦鳥の卵を割らずに持ち帰ってくるという、まさに命がけの儀式。岸際は断崖絶壁で、向こうの島まで2kmもあるそうで、実際に多くの人が亡くなったみたい。
儀式は一年に一回行われ、卵を一番最初に持ってきた人物を出した部族の長が、鳥人(タンガタマヌ)としてその年の島の政治的、宗教的な絶対的主導権握ることができたという。
卵を持ち帰った人じゃないのが、とても切なく感じますが…
見えにくいですが、このオロンゴには鳥人の彫刻が162体残っていて、この儀式が少なくとも162年続いていたとされています。
ただ、この儀式も1866年についに廃止されました。
廃止された理由は今でも詳しくわかっていないそうですが、西洋人の島への介入や、島民のキリスト教への改宗が行われていた背景を考えれば、創造神マケマケや鳥人タンガタマヌの持つ霊力が、西洋化の毒とGodの力に晒され、島民が土着の文化を手放していってしまったのではないかと勘繰ってしまうのでした。
イースター島に来て鳥人伝説というモアイだけではない衝撃的な歴史を知り、イースター島の魅力にとても惹きつけられたのでした。
次回は、イースター島といえば皆が思いつくであろう、モアイについて掘り下げて描いてみたいと思います。
それでは、また。
チャオ!!
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